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フリッツ・ラングまたは伯林＝聖林

商品説明

[著者] 明石政紀
[図書外装設計] 府川充男
[発行所] アルファベータ　[シリーズ] 叢書 20世紀の芸術と文学
[発行年] 2002年　1刷
[言語] 日本語　[フォーマット] A5｜ソフトカバー　[ボリューム] 327ページ
[サイズ] 212mm × 152mm × 24mm
[構成] 1冊　[付属] カバー
[コンディション] BODY：VERY GOOD ★★★★☆☆☆　JACKET：VERY GOOD ★★★★☆☆☆

商品解説

[コメント] オーストリアウィーンに生まれ、ドイツで映画監督としてスタートしたフリッツ・ラング（1890-1976）。ヒトラー政権前夜のドイツで、また戦中・戦後のハリウッドで活躍し、古典SF映画『メトロポリス』やドイツ経済を混乱させた犯罪者マブゼ博士を描いた『ドクトル・マブゼ』をはじめ、『マン・ハント』、『飾り窓の女』、『無頼の谷』など、犯罪映画から西部劇までありとあらゆるジャンルの映画を撮った。ドイツ表現主義のスタイルをハリウッド映画に取り入れ、巧妙なプロットの積み重ねと、卓越したストーリー・テリングは後年ヌーヴェル・ヴァーグの作家・批評家たちを中心に高く評され、巨匠としての確固たる名声を得たが、本書では、実際の映画・当時の記録・文献・社会情勢から、改めて冷静にフリッツ・ラングとその映画を捉え直し、その全体像に迫ろうとした労作。巻末には、詳細フィルモグラフィーを収録。

[目次・構成・収録内容]
1　眼の人ラング、または黄昏のヴィーン
2　探偵、遺産、死神、または脚本家ラング其の一
3　死の舞踏、吸血女、欲情の街、または脚本家ラング其の二
4　混血児、蜘蛛、ハラキリ、または監督ラングの事始め
5　聖母と印度とテア・フォン・ハルブー
6　闘う心、またはドッペルゲンガー
7　死滅の谷、または死と乙女
8　ドクトル・マブゼ、または時代の映像
9　ニーベルンゲン、またはドイツ国民に告ぐ
10　メトロポリス、または地下鉄警察
11　スピオーネ、またはスパイス
12　月世界の女、または銀幕宇宙旅行
13　M、または殺人者はわれわれのなかに
14　怪人マブゼ博士、または不安の回帰
15　リリオム、またはパリの幕間劇
16　亡命者と移住者のハリウッド
17　ドイツ時代からアメリカ時代へ
18　激怒、暗黒街の弾痕、真人間、またはシルヴィア・シドニー三部作
19　地獄への逆襲、西部魂、またはテクニカラー西部劇
20　マン・ハント、またはナチへの弓矢
21　死刑執行人もまた死す、またはラングかルビッチュか
22　恐怖省、または元祖ブレードランナー
23　飾り窓の女、またはフィルム・ノワール
24　スカーレット・ストリート、またはキティの逆襲
25　外套と短剣、または殺しの美学
26　扉の蔭の秘密、または豪奢の居心地
27　河畔の家、または欲情の顛末
28　フィリピンのアメリカ兵ゲリラ、または青の時代
29　無頼の谷、またはフリッツとマレーネ
30　クラッシュ・バイ・ナイト、または夜の衝突
31　青いガーディニア、または前奏曲と愛の死
32　復讐は俺にまかせろ、または復讐は君にまかせる
33　人間の欲望、または人心の独房
34　ムーンフリート、または反シネマスコープ的シネマスコープ
35　口紅殺人事件、またはニュースは夜つくられる
36　疑惑の彼方、または条理ある疑いを越えて
37　大いなる神秘、または復帰と回帰
38　一九六〇年の怪人マブゼ博士、または眼の権力
39　映画の中の映画監督、または愛する心
あとがき、または矛盾
フィルモグラフィ
索引

[図書分類] 映画・映像
[キーワード] BIOGRAPHY

[コード] 4871984680

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