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一つ目小僧と瓢箪 性と犠牲のフォークロア[image1]
商品名
一つ目小僧と瓢箪 性と犠牲のフォークロア
商品説明
[著者] 飯島吉晴
[装幀] 加藤俊二
[発行所] 新曜社
[発行年] 2001年 初版1刷
[言語] 日本語 [フォーマット] 四六|ハードカバー [ボリューム] 473ページ
[構成] 1冊 [付属] カバー、帯
[コンディション] BODY:FINE ★★★★★☆☆ JACKET:FINE ★★★★★☆☆
商品解説

[コメント] 裸回り、火伏せなど性的儀礼から、一つ目小僧や異人殺戮などの犠牲譚は民間伝承に多く確認できる。神の零落した姿とみられてきた一つ目小僧は『古語拾遺』に所載の天岩戸神話に登場する作金者(鍛冶の神)の天目一箇神とされるが、金属を作り出す神がなぜ一つ目や片目とされたのかという点については、金属神の天津麻羅を念頭に置いて物を生み出す天目一箇神を一つ目とみる説、火神の根源たる太陽神から日神一眼を説く説、金属精錬のタタラ作業で片目がつぶれたという職業病説など諸説がある。他にも鍛冶神や金属製錬を司る神々は、しばしば身体的な欠損をもつものとして広く伝えられ、ギリシアのヘファイトスは跛者であり、その手下のキクロウペは一眼の巨人とされ、ドイツのフォルンドやフィンランドのワイナモイネンも不具者とされており、跛や片目などの肉体的な欠損者が鍛冶の仕事に従事している神話伝説は世界各地に見られる。いったん秩序が形成されると、神聖視されてきたものが穢れたものとして排除の対象にされるといった例は多い。本書は、神話や伝承に登場する裸回り・柱信仰・火伏せ・火祭りなどの性的儀礼から、一つ目小僧やタタラ製鉄・異人殺戮伝説までの犠牲をテーマにした民俗儀礼・伝説、さらに瓢箪・蝶・狐などの移行・境界をめぐる伝承を取り上げ、民俗社会の宇宙論的意味と現代における社会的意味を探った興味深い論考。

[目次・構成・収録内容]
I 一つ目小僧とタタラ
放浪人と一つ目小僧―共同体とその外部
タタラと錬金術―物質変容の精神史
目の民俗
柳田国男の妖怪論

II 裸回りと柱の民俗
裸周りの民俗
日本の柱信仰―世界樹としての柱
神話のこころ・性の原風景―裸回り・覗き見の神話学

III 性の神と家の神
性の神
「火伏せ」の呪物―建築儀礼と性的風習
陸前の竈神信仰―竈神の性格と儀礼を中心に
薩南の火の神祭り
烏枢沙摩明王と厠神
住居のアルケオロジー―「家の神」からみた住まいの原初形態

IV 異人と闇の民俗
祭りと夜―闇のフォークロア
異人歓待・殺戮の伝説
瓢箪の民俗学―虚実のあわいをめぐって
狐の境界線-稲荷信仰の背景
蝶のフォークロア-蝶と霊魂の信仰史
ユートピア論と民俗思想

あとがき
初出一覧

[図書分類] 民族学・人類学|伝説・民話・昔話|宗教全般
[キーワード] MYTH(神話)|FESTIVE・RITE|RELIGIOUS・FAITH|HOUSE・HABIT|VERNACULAR
[コード] 4788507854

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