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近代日本思想史序説　「自然」と「社会」の論理

商品説明

[著者] 森一貫
[発行所] 晃洋書房
[発行年] 1986年　1刷
[言語] 日本語　[フォーマット] A5｜ハードカバー　[ボリューム] 205ページ
[構成] 1冊　[付属] 函
[コンディション] BODY：GOOD ★★★☆☆☆☆　JACKET：GOOD ★★★☆☆☆☆

商品解説

[コメント] 西欧において様々な「自然法」解釈の元で構築された「社会契約」思想や「自然権」思想が、日本の近代化において「天賦人権」思想として受容されたことについて、日本における「人間」と「自然」と「社会」の考察をふまえた上で、近代日本思想の形成過程で西欧思想との接触により、どのような変化が起こったのか、近代日本思想の形成過程を展望した論考。

[目次・構成・収録内容]
序　章　「自然法」思想と「社会契約」思想

第一章　近世の自然観とその論理
　一　はじめに―問題の所材
　二　封建的自然法思想
　三　自然性と規範性の分離
　四　「自然」の定律
　五　洋楽の展開

第二章　林羅山の思想―その封建的特質
　一　はじめに―問題の所材
　二　封建的自然法
　三　体制の論理
　四　徳川政権の正当性
　五　おわりに―以後の展開

第三章　萩生徂徠の思考方法
　一　はじめに
　二　徂徠学の背景
　三　徂徠学の特色
　四　徂徠学の限界およびその影響
　五　
第四章　海保青陵に観る「自然」と「社会」
　一　はじめに―問題の所材
　二　青陵の「自然」論
　三　循環―うりかい―の論理
　四　青陵と「社会」
　五　おわりに

補章　「明六社」と啓蒙思想

第五章　「天賦人権」思想と「天」の概念
　一　はじめに
　二　近代的「自然」観と「自然権」
　三　植木枝盛と中江兆民の場合
　四　おわりに―「自由民権」とのかかわり

第六章　「天賦人権」と「優勝劣敗」
　一　はじめに
　二　加藤弘之『人権新説』の登場
　三　『人権新説』の内容ー「優勝劣敗」の論理
　四　『人権新説』への反論（I）―馬場辰猪『天賦人権論』
　五　『人権新説』への反論（II）―植木枝盛『天賦人権弁』
　六　おわりに―法則としての「社会進化論」と「天賦人権」思想
　
附　論　日本における近代的政治意識の形成―佐久間象山
　一　象山の「生と死」とその背景
　二　洋儒兼学
　三　政治的リアリズムの視点
　四　ナショナリズムの論理

あとがき

[図書分類] 思考・思想・哲学｜日本思想｜日本史
[キーワード] JAPAN・JAPONISM｜QUEST・EXPLORE｜MODERN（モダニズム）｜HISTORICAL

[コード] 4771002576

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