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グレン・グールド論[image1]
商品名
グレン・グールド論
商品説明
[著者] 宮澤淳一
[装丁] 東幸央
[発行所] 春秋社
[発行年] 2004年 1刷
[言語] 日本語 [図版] モノトーン|写真、イラスト
[フォーマット] 四六|ハードカバー [ボリューム] 497ページ
[サイズ] 196mm × 139mm × 36mm
[構成] 1冊 [付属] カバー、帯
[コンディション] BODY:GOOD ★★★☆☆☆☆ JACKET:GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] カバー・帯にヤケ、本体天にシミあり
[備考] 版元品切、メール便不可
商品解説

[コメント] グールドは、なぜバッハの《ゴルドベルグ変奏曲》を2度録音し、なぜ、演奏会を否定し、電子メディアに未来を夢想したのか──。それを解く鍵は、荒寥と広がる北米の後背地「カナダ」にあった。独自の演奏美学と想像力の本源を精緻に活写した、初の本格的グールド研究。綿密な資料精査を駆使した労作。アイデンティティ論が束ねる新しい芸術家像の発見(帯分より)

[目次・構成・収録内容]
はじめに
第1章 メディア論 聴き手とは誰か
 第1節 演奏会活動の引退に向けて
 引退
 引退宣言の実際
 作曲家への夢
 スタジオへの愛着
 演奏とは恋愛である
 拍手禁止計画
 計画の実行
 演奏会死滅論の提唱
 引退の理由
 マクルーハンの時代

 第2節 電子時代の音楽論──1964年
 音楽メディア史の概観
 電子メディアによる変化
 「歴史的進歩主義」批判
 背景としての「編成された響き」
 音楽の環境化

 第3節 「録音の将来」をめぐって──ラジオ番組と雑誌論文
 ラジオ番組「録音の将来をめぐる対話」(1965年)
 電子時代の「偏愛」と「諸相」
 クロノロジーに対する異議申し立て
 聴衆の変化
 電子メディア論から録音メディア論へ
 論文「録音の将来」(1966年)
 テープ編集の意義とファン・メーヘレン・シンドローム
 「新種の聴き手」とミューザック

 第4節 コンサート・ドロップアウト
 1968年
 「演奏会は死んだ」
 コンサート・ドロップアウト用語集
 「感受できる聴き手」と「対位法的ラジオ・ドキュメンタリー」
 「プローブ」としてのメディア論

 第5節 よい聴き手──1970年
 1960年代末の活動
 「よい聴き手」とは
 対位法音楽と聴取能力
 対位法とミューザック
 強引なアナロジー
 テイストと匿名性
 聴取論の前提

 第6節 1970年代のメディア論
 予言者から宣伝者へ
 録音メディアの倫理(競い合いの克服)
 スタジオ技術の完全性(テープ編集をめぐる実験)
 音響演出法
 「聴き手」とは誰か

 第7節 1980年代のメディア論
 グールドのいらだち
 最後のメディア論
 ネットワークと「創造的な聴き手」像

第2章 演奏論 《ゴルトベルク変奏曲》をめぐって
 第1節 グレン・グールドの誕生
 事実関係の整理
 《ゴルトベルク》との出会い
 ロザリン・テューレックの存在
 テューレックの《ゴルトベルク》
 実演の開始からデビュー盤へ
 最初の批評から見えてくるもの
 睡眠薬という誤解
 同心円としての《ゴルトベルク》
 前夜の《ゴルトベルク》
 第一の超越
 触感の歓び
 その後のバッハとの関わり

 第2節 グールドにとってのバッハ
 禁欲主義への共鳴
 一元論者グールド
 静寂で荒涼たる場所
 バッハをピアノで弾く理由
 「音の建築家」としてのバッハ

 第3節 システムへの憧れ
 再録音の登場
 再録音をする理由
 デビュー盤との再会
 ブラームスでの実験
 ディキシーランドのパルス
 バッハ演奏のスタイルの変化
 パルスの分析
 第二の超越

第3章 アイデンティティ論 グールドはなぜカナダ人なのか
 第1節 「カナダ的なるもの」という問い
 青年の問いかけ
 アイデンティティ論を求めて

 第2節 戯曲『グレン・グールド 最後の旅』
 戯曲の誕生
 四人のグールド
 《ゴルトベルク変奏曲》──枠組の導入
 対位法的ラジオ──技法の導入
 〈清教徒〉の旅──主人公の導入
 カナダ人のジレンマ

 第3節 アトウッドのサヴァイヴァル論
 カナダ文学のテーマ
 『戦争』──『イギリス人の患者』──『侍女の物語』
 サヴァイヴァル論の功罪とフライの「駐屯地根性」
 「犠牲者」としてのグールド
 「生き残り」をかけたグールド
 「超越」への旅

 第4節 カナダとはどこか
 カナダの基礎知識
 二種類のモンスター
 米国の言いなりにならない国
 アメリカン・ドリームへの羨望
 批評家の国カナダ
 米国人の言いなりにならないグールド

 第5節「北」とは何か
 マイナス・シンボルとしての「北」
 「北」の反転
 グループ・オヴ・セヴン
 メタファーとしての「北」

 第6節 「北の理念」
 登場人物とプロローグ
 「北」へ向かう汽車の旅
 口実としてのドキュメンタリー

 第7節 後背地としてのカナダ 「孤独」ではなく……
 「北」としてのカナダ
 「北」としてのトロント
 卒業生に贈る言葉


付録
 1 グレン・グールド年譜
 2 親友の言葉(グレン・グールド)

あとがき
索引

[図書分類] 音楽・楽器・音源
[キーワード] CRITICISM・CRITICAL|BIOGRAPHY
[コード] 4393937570

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