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ラブレーとセルバンテス 近代小説の原点[image1]
商品名
ラブレーとセルバンテス 近代小説の原点
商品説明
[著者] 中山眞彦
[装幀] 宗利淳一
[発行所] 水声社
[言語] 日本語 [フォーマット] A5|ハードカバー [ボリューム] 357ページ
[サイズ] 216mm × 157mm × 28mm
[構成] 1冊 [付属] カバー、帯
[コンディション] BODY:VERY GOOD ★★★★☆☆☆ JACKET:GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] カバー縁にスレ・キズ・小欠あり
[備考] メール便不可
商品解説

[コメント] 《ロマン》は歴史を批判する。近代の劈頭に現れ、「この世界に秩序と意味」を与えると同時に解体した《ガルガンチュア》/《パンタグリュエル》と《ドン・キホーテ》。そのふたりの偉大な作家と作品の深い今日性を極限にまで問いつめる強力な思考。《ロマン》についての理論の到達点。(帯文より)

[目次・構成・収録内容]
第1部 ラブレー─『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』

第1章 物語を作り、物語を壊す─『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』
学者が小説家になるとき/人文主義と福音主義/物語文学の様式/歴史、物語、ロマン/書くことの巨人性/空想世界から現実世界へ/近代の学問の始め/一大叙事詩/物語の消点―最後に誰も居なくなった/脱アレゴリー宣言/近代ロマン

第2章 反・物語
パニュルジュ登場/言語でもって世界を揺さぶる/言語を慣用性から解放する/ジャンル混淆/不連続点に噴 出する哄笑/文学の領分

第3章 物語を壊し、物語を呼ぶ─『第三之書』
騎士道物語を離れるルネサンス物語の異邦人/対話形式の物語文学/果てしなき対話/言語記号は機能不全であるイデオロギーの虚構性/物語脱出の語法/学問の世界と文学の世界

第4章 書くこと(エクリチュール)の冒険の果てに─『第四之書』
「第四之書」の問題点/社会参加の文学/言葉が溢れ、物語が溺れる物語の廃墟に露呈するもの/世界の崩壊に人文主義の理が立ち向かう/人文主義の理の進路に反理を敷き詰める/パンタグリュエルがついに口をつぐむ/歴史物語の終焉の際に一つの物語はもう一つの物語の影絵なのか/物語とロマン/エピローグ

第2部 セルバンテス─『ドン・キホーテ』

第1章 騎士道物語が近代と接触する
ドン・キホーテの「狂気」/「知性」と「判断(力)」/ドン・キホーテの生涯のあらまし/騎士道物語について/「書く」ことと「行う」こと/作品世界の多層構造/風車を撃ち、「現実」を撃つ/イデオロギーと文学/「近代」の原理─金銭、科学、進歩/「近代」は遍歴の騎士を踏みつぶした/英雄の変貌/物語とロマン

第2章 人は言葉によって生きる─主人公ドン・キホーテについて
表象と本性/もはや言語は真偽を判別しない/文学の悪/アレゴリー文学と別れる/写実の「実」/ミメーシス批判/物語、ヌーヴェル、ロマン/ドゥルシネーアまたは「美」/詩とロマン/ドン・キホーテの後裔たち

第3章 ロマンへの道─テクスト『ドン・キホーテ』について
歴史と文学/虚偽と虚構/古典主義文学を超えて/「新しい様式を創る」/文学研究におけるジャンルの概念の有効性について/ヌーヴェルと物語性/牧人もの、ピカロものそれぞれの一義的言説/人間が言語記号を制御できないということ/対話のロマネスク/サンチョのまなざし、ロマンのまなざし/真実への情念を解脱する/自由間接話法が生まれた由縁/ロマンと近代

編注
引用文献一覧

編者あとがき

[図書分類] 批評・文学論・文芸評論|西洋史・ヨーロッパ史
[キーワード] CRITICISM・CRITICAL
[コード] 4801004539

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