商品画像
映画時評 2012-2014[image1]
商品名
映画時評 2012-2014
商品説明
[著者] 蓮實重彦
[装幀] 松田行正
[発行所] 講談社
[発行年] 2015年 1刷
[言語] 日本語 [フォーマット] 四六|ソフトカバー [ボリューム] 366ページ
[サイズ] 188mm × 130mm × 28mm
[構成] 1冊 [付属] カバー
[コンディション] BODY:VERY GOOD ★★★★☆☆☆ JACKET:VERY GOOD ★★★★☆☆☆
[流通価格(商品登録時調べ)] 2160 円
[備考] メール便不可
商品解説

[コメント] 2012年1月号から2014年12月号までの3年間「群像」に掲載した映画時評をはじめ、様々なメディアに寄稿した評論や三浦哲哉、阿部和重、青山真治、伊藤洋司との対談を収録した『映画時評 2009-2011』に続く第2弾。

[目次・構成・収録内容]
I 映面時評 2012-2014
撮ることの好きな映画作家だけに可能な卓越した編集の呼吸を、満喫しようではないか─王兵監督『無言歌』
「事件」の真相への意志は、このフィクションに不幸な色調しかもたらすことがない─モンテ・ヘルマン監督『果てなき路」
「アメリカ映画」以後の時代が、いよいよ始まろうとしているのだろうか―クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』
あらゆる映画作家は、その歴史的な「宿命」ともいうべきものを背負っている―スティーヴン・スピルバーグ監督『戦火の馬』
「残酷」きわまりないこの映画を、最後まで見続けることができるのだろうか―エリック・ロメール監督『三重スパイ』
作者がいつになく撮り急いでいるかに見える作品を、どう受けとめればよいのか―アレクサンドル・ソクーロフ監督『ファウスト』
すべてが予想通りに推移しながら、この映画はなお見る者を惹きつけてやまない―フィリップ・ガレル監督『愛の残像』
やたらな人には見せたくない、という個人的な趣味を貫徹したい映画が公開される―ホセ・ルイス・ゲリン監督『イニスフリー』
「何でもない場面」を周到に演出できるコッポラは、真の映画作家である―フランシス・フォード・コッポラ監督『Virginia/ヴァージニア』
この「バットマン」三部作の完結編に、人は何を期待すればよいのか―クリストファー・ノーラン監督『ダークナイトライジング』
ここでの監督は、ビヨンドつまりは「彼岸」へと足を踏み入れようとしている―北野武監督『アウトレイジビヨンド』
この見せかけの楽天性の背後に、深い悲しみが息づいている―ロバート・アルドリッチ監督『カリフォルニア・ドールズ』
映画の歴史には、それが存在していることを祝福するしかない作品が存在する―イングマール・ベルイマン監督『秋のソナタ』
この壮大な反復の実験からは貴重な差異が生まれ落ち、スクリーンをまばゆく占拠する―三宅唱監督『Playback』
この監督に撮りたいものを撮らせた合衆国の高度な文化的水準に、ちょっと嫉妬を覚えた―ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』
あくまで反動的な「聖なる器械」の擁護とは、鏡の至上権の回復にあったのだろうか―レオス・カラックス監督『ホーリー・モーターズ』
これを西部劇と思わなければ、存分に楽しむことができる―クエンティン・タランティーノ監督『ジャンゴ繋がれざる者』
終わりの近づいた予感にいたたまれず、思わず終わるなと祈るしかない映画が存在する―王兵監督『三姉妹〜雲南の子』
映画における「説明責任」は、いかなるものであるべきなの―黒沢清監督『リアル〜完全なる首長竜の日〜』
撮り損ないのショットは一つとしてないのに、ここにはフィルムの運動感が欠けている―ミゲル・ゴメス監督『熱波』
いわゆる「68年」的なものと、人はいまどのように向きあえばよいのか―ロバート・クレイマー監督『アイス』
映画を見ることが賛沢な体験であることを、二十一世紀の人類はなお記憶しているだろうか?―アキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・ド・オリヴェイラ監督『ポルトガル、ここに誕生す―ギマランイス歴史地区』
絶対的な映画作家の「力業」は、作品の出来不出来を遥かに超えてしまう―マルコ・ベロッキオ監督『眠れる美女』
編集の「残酷さ」をそうとは感じさせない驚くべき若い映画作家が出現した―ギヨーム・ブラック監督『女っ気なし』
ヴァンパイアにとっての悲劇は、人類にとっては喜劇でしかないのだろうか―ジム・ジャームッシュ監督『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
この出鱗目さのつるべ打ちには、近年のアメリカ映画にはごく稀な魅力がこめられている―ウェイン・クラマー監督『スティーラーズ』
繊細な演出と神の采配とが奇蹟のように同調すれば、こんな映画が生まれ落ちる―井口奈己監督『ニシノユキヒコの恋と冒険』
この「けったいさ」には、映画と見る者との距離の計測に必須の倫理がこめられている―万田邦敏監督『イヌミチ』
ここには映画だけが謳歌しうるロマンチシズムが、節度を心得てつつましく息づいている―デヴィッド・ロウリー監督『セインツ―約束の果て―』
虎や蛇へと変身してみせる男女は、どんなけだものじみた人間たちよりも強くて優雅だ―賈樟柯監督『罪の手ざわり』
この架空の物語には、映画のフィクション的な真実がまがまがしく刻みこまれている―ウェス・アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』
「終わらない映画」と向かいあうことのまがまがしい二十一世紀的な魅力について―王兵監督『取容病棟』
ここに張りつめている神話的な簡潔さは、思いもかけず髄やかである―たむらまさき監督『ドライブイン蒲生』
本当らしさの対極にあるこの映画のフィルム的な現実を、どう受けとめればよいか―ジョン・フォード監督『静かなる男』
卓抜な距離の処理が犯罪を無化してしまう高度な「残酷」さが、何とも素晴らしい―ギヨーム・ブラック監督『やさしい人』
0.1%が99.9%を凌駕する事態に驚いていては、映画との関係など築けるはずもない―ジャン=リュック・ゴダール監督『さらば、愛の言葉よ 3D』

II 「映画時評」の余白に
エレニの真の帰郷は、アンゲロプロスの不慮の死によって語られずに終わってしまった
賈樟柯監督 インタヴュー 新作『罪の手ざわり』の公開にあたって
とんでもないゴダールー
『美人哀秋』をめぐる許されざる犯罪について
「橋」の悲劇―トニー・スコット讃
井上雪子さんを悼む
梅本洋一にふさわしい追悼の機会を待ちながら
心の不自由語った巨匠―百六歳 マノエル・ド・オリヴェイラ監督を悼む

III 「映画時評」を超えて
テキサスの謎―ウェス・アンダーソンのサスペンス性をめぐって―三浦哲哉氏との対談
社会攪乱者としてのゴダール『さらば、愛の言葉よ 3D』をめぐって―阿部和重氏との対談
映画三狂人、アメリカ映画を大いに語る―青山真治監督、阿部和重氏との鼎談
映画を「人類」から取り戻すために アンドレ・バザンからドゥルーズに受け継がれたもの、ゴダール「古典的なデクパージュ」への回帰とその実践―伊藤洋司氏との対談習

あとがき
初出一覧
DVD情報

[図書分類] 映画・映像
[キーワード] DIALOG・INTERVIEW|CRITICISM・CRITICAL
[コード] 4062196298

詳細情報を表示

基本情報のみ表示

海外発送

International Shipping

Please contact us with title or code that you want, your name and address from inquiry form.
We will e-mail you the total costs of your purchase including the shipping cost and tax.
We would accept PayPal payment only.
After confirming payment, we send parcel by JAPAN POST SERVICE soon!

商品価格
1,280円

RELATION

関連商品のご紹介

BOOK : DOMESTIC

同じカテゴリーのリストを表示する

NEW ARRIVAL

新着商品のリストを表示する

BLOW-OUT PRICE

期限付き特別価格(ウェブショップ注文限定)のリストを表示する

SHOPPING CART

商品点数
0点
合計金額
0円
税込7,500円以上お買い上げで配送無料!国内送料280円(メール便)〜

ADD TO CART

商品タグ
BLOW-OUT PRICE
商品番号
BK170266
商品価格
1,280円
注文数量

LIMITED

CLASSIFICATION

KEYWORD