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生体廃墟論

商品説明

[著者] 伊藤俊治
[造本] 鈴木一誌
[発行所] リブロポート
[発行年] 1986年
[言語] 日本語　[図版] カラー、ダブルトーン｜イラスト、写真
[フォーマット] A5横組｜ハードカバー　[ボリューム] 278ページ
[サイズ] 220mm × 158mm × 30mm
[構成] 1冊　[付属] 函
[コンディション] BODY：VERY GOOD ★★★★☆☆☆　JACKET：GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] アクリルケース
[備考] 絶版、メール便不可

商品解説

[コメント] 身体のなかで“戦争”がはじまっている。劇場都市から電子都市へ。地球から、宇宙へ。人類の能の大きさは、ここ10万年ほどほとんど変化しておらず、肉体に至っては、100万年前から基本的な構造の変化のないまま…宇宙へと進み出した今日、人類の身体は有機体から逸脱しはじめ、例えば、珪素生命体のような、無機的なシリコン体生物の獲得といった、新しい身体へと進化をとげつつあるのかも知れない。大気中に張りめぐらされたメディアのヴェールは、人間の生活環境から生態系にいたる地球規模の広がりを獲得している。メディア・スーツに包まれた身体など、いずれ訪れるかも知れない新たな肉体への前段階という仮定の下、多くの図版を用いて様々な事例を紹介した身体の未来。

[目次・構成・収録内容]
1　隠れ家の夢想　“たちあおいの家”のフランク・ロイド・ライト
　1　絶望の詩学
　2　ハーフモダンの精神
　3　単身者の空間
　4　“世界の果てのミクロコスモス”
2　制服・ロボット・独身者　装置としての制服世界
　1　軍服から始まる
　2　社会装置としての制服
　3　九人の制服の独身者たち
　4　独身者の機械のメカニズム
　5　宇宙の独身者の制服
3　欲望の銀河系　ピエール・モリニエの世界
　1　返信するセルフ・ポートレート
　2　セックス・ダンスセオリー
　3　肉体の錬金術師
4　“ロボットの眼”のなかへ　死の光学の浮上
　1　“ロボットの眼”の性質
　2　新しいリアリズム
　3　ポップアートからニュー・ペインティングへ
5　サヴァービアの飛沫　エリック・フィッシュルの世界
　1　バット・ボーイズ
　2　郊外へのプロセス
　3　異常な電気の子どもたち
　4　写真の暴力
　5　カーゴ・カルト・シグナル
　6　アメリカの集合的無意識
6　“黒い森”としての裸体　シャーマン・ウィトキン・ツォヴニール
　1　極限としての身体
　2　ダーク・ヴィジョンへ
　3　破滅と狂乱
　4　フリークスとアンドロイド
　5　人間概念の終焉
7　廃墟としての人体　虚体空間の位相
　1　人体の新しい地平
　2　身体表現の突出
　3　テクノロジーの浸透
　4　無機物への方向
8　悪魔の胎内めぐり　H.R.ギーガーの世界
　1　「隧道神殿」
　2　悪魔の体内感覚
　3　生体機械と黒魔術
9　メディア・スーツ序論　物質と非物質のはさまに
　物質のパースペクティブ
　メディア・スーツへ向かう工業製品
　マン＝マシンのポエジー
　エレクトロニクス・メディア・パフォーマンス
　「非物質」展が暗示するもの
　メディア・アーキテクチュアへ
10　宇宙船人間論　身体とテクノロジーの現在
　1　環境の宇宙船化
　2　現実と非現実の失効
　3　メディアの澱
　4　宇宙船の中の身体系
　5　進化する人間ロボット
11　カプセルのなかのツイン　新しいコミュニケーションの形態
　1　トランキリティ・カプセル
　2　水に浮く肉体・浮遊する意識
　3　外在化された脳
　4　生体間のテレパシー
　5　全身的コミュニケーション
12　廃墟のコックピット　新しい生命体へのヴィジョン
　1　“世代宇宙船”のゆくえ
　2　サイバネティック・オーガニズム
　3　シリコン生命体へ
　4　宇宙と身体の位相
　5　“生命工場”の記憶
あとがき

[図書分類] 美術論・芸術論｜写真論｜映画・映像
[キーワード] AI（人工知能）｜BODY（身体）｜COMMUNICATION｜MEDIA・MESSAGE｜IMAGE・IMAGERY｜MATERIAL・SOURCE｜CONSCIOUS・SENCE｜TECHNOLOGY｜VIEW・VISION｜RUIN

[コード] 4845702460

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