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近代建築史　国際環境における日本近代建築の史的考察

商品説明

[著者] 蔵田周忠
[発行所] 相模書房
[発行年] 1965年　1刷
[言語] 日本語　[図版] モノトーン
[フォーマット] B5　[ボリューム] 294ページ
[構成] 1冊　[付属] 函
[コンディション] BODY：GOOD ★★★☆☆☆☆　JACKET：GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] 函・本体見返しに社名印あり
[備考] 絶版

商品解説

[コメント] 早稲田大学理工学部建築学科専科修学後、建築事務所を経て、堀口捨己らが結成していた分離派建築会に参加し、「聖蹟記念館」の設計や「等々力ジードルンク」計画、個人住宅を設計した近代日本の建築家であり、東京高等工芸学校や東京藝術大学講師を経て、武蔵工業専門学校建築学科教授を務め、『欧州都市の近代相』、『ブルーノ・タウト』、『近代的角度』、『民家帖』（民俗選書）等の著書で、日本建築の近代化やその歴史的研究に努めた蔵田周忠（1895-1966）。本書は、副題にもあるように“modern architect”の動きに格別の注意を払っていたという著者が、欧米諸外国の動きをドイツに滞在した際の体験を織りまぜ、明治期の洋風建築の誕生や日本人の建築家への目覚めから、関東大震災、二度の大戦を経て現代建築にいたる昭和初期の国際的な建築運動への参加など、日本の建築界がたどってきた近代化の歩みを詳細に綴った近代史。

[目次・構成・収録内容]
自序
凡例
第1章　序論
第2章　明治時代初期
　a　明治初期に於ける日本の洋風建築
　b　明治初期の外国人建築家と日本の洋風建築
第3章　欧米近代建築の動きと日本の比較（欧米展望1）明治時代後半期（1980～1910）
　a　19世紀の建築
　b　近代工芸運動
　c　アール・ヌーボー（Lart Nouveau）
　d　Sezession から Jugend Stil へ
　e　ドイツ工作連盟（D.W.B.）
　f　伝統性・地方性への願望
第4章　明治の洋風建築開花期
　a　日本の近代建築の自覚期
　b　明治中期以後明治後期に於ける日本の社会と建築
　c　建設業発達の初期
　d　社会施設
第5章　日本人建築家自覚の動き
　a　はじめに
　b　日本の古典建築に対する措置
　c　洋風流行の姿
　d　丸の内ビル街
　e　西洋建築隆盛期
　f　明治中期から後期への動き
　g　西洋建築全盛時代（1900年代初期）
　h　住宅と西洋化事情
　i　建築の設計と建築士
　j　東京大正博覧会
　k　大正初期のデザインの分野
　l　大正年代初期の作例
　m　事務所建築アメリカ式工法採用
　n　関東大震災
第6章　現代建築の性格
　a　現代建築に於ける「面」の発展に就て
　b　日本建築の国際性―4のルポルタージュ
　c　国際競技への参加
　d　技術文明と現代建築の特質
　e　工学的建築
第7章　大正・昭和初期
　a　「建築」という名称と建築芸術の認識
　b　分離派建築会と平和記念東京博覧会
　c　分離派建築会以后のグループ
　d　関東大震災と第１次大戦后の復興
　e　近代機能主義建築の確立
　f　CIAM（近代建築国際会議）
　g　現代的意匠の特性
第8章　日本現代建築の確立―昭和初期から現代へ―
　a　都市住宅の問題
　b　公共建築
　c　戦争そして平和へ
第9章　欧米展望（2）
　a　バウハウス以後（1930后年前后の各国展望）
　b　国際建築展望
　c　1930年前后の各国展望
第10章　結論
　参考文献抄
　建築家文献略表
　1　Frank Lloyd Wright
　2　Bruno Taut
　3　Le Corbusier
　4　Walter Gropius

[図書分類] 建築・土木・環境工学｜西洋史・ヨーロッパ史
[キーワード] RELIGIOUS・FAITH｜HISTORICAL｜BUILDINGTYPE｜STYLE・MODE

[コード] B000JAE8XQ

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