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商品名

二人のアインシュタイン　ミレヴァの愛と生涯

商品説明

[著者] デサンカ・トルブホヴィッチ＝ギュリッチ　[編集] 十川治江　[翻訳] 田村雲供　伊藤典子
[エディトリアルデザイン] 宮城安総　下出孝彦
[発行所] 工作舎
[発行年] 1995年
[言語] 日本語　[図版] モノトーン｜写真
[フォーマット] 四六｜ハードカバー　[ボリューム] 240ページ
[構成] 1冊　[付属] カバー
[コンディション] BODY：VERY GOOD ★★★★☆☆☆　JACKET：VERY GOOD ★★★★☆☆☆
[備考] 版元品切

商品解説

[コメント] 「光電効果の理論」によりノーベル物理学賞受賞したアルベルト・アインシュタイン（Albert Einstein、1879-1955）。その元となった「光量子仮説」のほか、「ブラウン運動の理論」「特殊相対性理論」に関連する5つの重要な論文が発表されたのはすべて1905年だった。当時特許局職員として働いていたアインシュタインの生活と研究を支えたのは、チューリッヒ連邦工科大学で出会い、後に結婚するミレヴァ・マリッチ（1875-1948）だという。本書は、個性的な風貌とユーモアあふれる言動で、世界中の人々から崇拝され20世紀最大の科学者となったアルベルト・アインシュタインの栄光の陰で、並はずれた才能を持つ友人として、また献身的な妻であり共同研究者としてアルベルトにも認められながら（アインシュタインはノーベル賞をミレヴァに譲り渡している）、対照的な資質の持ち主でプライベートな資料の公開が非常に少なかったことから、これまでほとんどその生涯が注目されてこなかったセルビア人女性科学者ミレヴァ・マリッチ＝アインシュタインの人間として、研究者としての魅力を当時の社会背景とともに明かす。著者はクロアチア生まれ、ザグレブプラハの大学で数学と物理学を専攻し、ギムナジウム教師、大学教授をつとめた女性科学者デザンカ・トルブホヴィッチ＝ギュリッチ（Desanka Trbuhovic-Gjuric　1897-1983）。退官後にスタートしたミレヴァ・マリッチ＝アインシュタイン研究が、最初にまとめられたのは1969年で、キリール文字で印刷されたおそらく世界でも初めての包括的な伝記。

[目次・構成・収録内容]
著者まえがき　アルベルト・アインシュタインの陰で
1　兵士と入植者
2　少女の世界から学校へ
3　新たな決意・チューリヒへ
4　工科大学：学生生活　アインシュタインとの出会い
　編者の付記　往復書簡の公開
5　南スラブの女友だちとの交遊
　編者の付記　ミレヴァとアルベルト
6　結婚・ベルリンでの生活
7　偉大な年「1905年」
8　チューリヒからプラハへ・ミレヴァの孤立と憂うつ
9　三度目のチューリヒ・深まる亀裂と苦悩
10　ベルリン・戦争・別離
11　離婚・ミレヴァの病気
12　父親の死・弟との断絶
　編者の付記　ミロシュ・マリッチその後
13　息子の病気
14　ノーベル賞
15　母親と妹の死
16　孤独な死
編者あとがき　ウェルナー・G・ツィムマーマン
訳者あとがき　田村雲供＋伊藤典子
著者紹介・訳者紹介

[図書分類] ノンフィクション｜物理学
[キーワード] GENIUS／MADNESS｜BIOGRAPHY｜DOCUMENTARY｜GENDER

[コード] 487502259X

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