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商品名

ディアギレフのバレエ・リュス 1909-1929　Diaghilev’s Ballets Russes 1909-1929

商品説明

[編集] セゾン美術館　一條彰子　[翻訳] 占部敏子　田平麻子
[デザイン] 川畑直道　梯耕治
[発行所] セゾン美術館
[発行年] 1998年
[言語] 日本語　[図版] カラー、モノトーン｜写真
[フォーマット] B5　[ボリューム] 374ページ
[サイズ] 258mm × 190mm　※外寸表示に移行中
[構成] 1冊　[付属] カバー
[コンディション] BODY：FINE ★★★★★☆☆　JACKET：FINE ★★★★★☆☆
[商品メモ] カラー図版221点／モノクロ図版205点
[備考] 版元品切

商品解説

[コメント] 「バレエ・リュス」は、セルゲイ・ディアギレフ（Serge Diaghilev 1872-1929）のプロデュースにより、1909年5月18日にシャトレ座に誕生し、1929年のディアギレフの死まで、パリを本拠地にヨーロッパ、アメリカで活動したロシア・バレエ団。アンナ・パヴロワ、ダマラ・カルサヴィナ、ヴァーツラフ・ニジンスキー（1890-1950）、レオニード・マシーン、ジョージ・バランシン、セルゲイ・リファール、ミハイル・フォーキンといったダンサーや振付師を率い、20年という短い活動期間で60以上の新作を発表した。「バレエ・リュス」の革新性は、若い頃から芸術に関心を持ち、過去に美術、建築、音楽、演劇、哲学、文学を対象にしたロシア初の芸術批評誌『芸術世界』（1898-1904）も刊行していた経緯を持つディアギレフが、20世紀的な祝祭空間をめざし、バレエのために当時の最先端にいた作曲家、画家、振付師、脚本家、デザイナーを参加させた点にある。コクトー、ピカソ、マテイス、ゴンチャロワ、ラリオノフ、ドラン、ブラック、グリス、ミロ、エルンスト、デ・キリコ、ローランサン、ルオー、シャネルなどが参加し、ストラヴィンスキー、リヒャルト・シュトラウス、ドビュッシー、ラヴェル、ブロコフィエフ、サティが、バレエ・リュスに作曲を手がけ、美術・演劇・音楽・舞踊・衣裳の総合芸術として展開したことが、その後のアヴァンギャルドの動向や現代音楽の誕生、さまざまな文化現象に多大な影響を及ぼしたとされる。本書は、バレエ・リュスについて、「ペトルーシュカ」、「牧神の午後」、「遊戯」、「春の祭典」、「パラード」、「プルチネッラ」、「結婚」、「鋼鉄の歩み」などの上演作品に用いられたオリジナルのコスチューム、舞台美術、絵画、版画、写真、衣裳、再演ヴィデオなどの資料を紹介し、セゾン美術館、滋賀県立近代美術館を巡回した展覧会の図録。

[目次・構成・収録内容]
バレエ・リュスを知るために　一條彰子
ディアギレフと現代　三浦雅士
ディアギレフの形成　薄井憲二
ニジンスキー－男性ダンサー時代の幕開け　鈴木晶

カタログ
　１　バレエ・リュス第一期　1909-1913
　　　ベル・エポック末期－東方スラブからの旋風
　２　バレエ・リュス第二期　1914-1921
　　　大戦と革命－モダニズムとの結合
　３　バレエ・リュス第三期　1921-1929
　　　喧噪の20年代－アヴァンギャルドの実験
　４　バレエ・リュスのライバルと継承者
　　　人物スケッチ、版画、公演プログラム、資料

『パラード』とコクトー－『ポトマック』の視線から　笠井裕之
バレエ・リュスの時代－パリの観客と社交界　海野弘
バレエ・リュスとパリ・モード　深井晃子
ディアギレフは生きている　船山隆
バレエ・リュスの逆説－そのロシア的な根とコスモポリタン性　沼野充義
前稀のディアギレフ　尼ヶ崎彬
時代を駆け抜けたバレエ団一ロルフ・ド・マレのバレエ・スエドワ　芳賀直子
バレエ・リュス－セルジュ・ド・ディアギレフが興行した公演作品(1909－29)におけるダンサーおよび振付をめぐって　アンヌ・ベルトラン
ディアギレフのバレエ・リュスの余白に　山口昌男
19世紀のバレエから20世紀のバレエの架け橋としてのバレエ・リュスに関する若干の見解と、フォーキンについて　松澤慶信
ニジンスキーを観た日本人　沼辺信一
バレエ・リュスの地下水脈一ロシア象徴派、アール・ヌーヴォー、神秘主義、そしてアール・デコ　新見隆

バレエ・リュスをとりまく人々　青木里保子編
バレエ・リュス年表　芳賀直子編
主要参考文献　芳賀直子編

[図書分類] アート・芸術全般｜美術論・芸術論｜演劇・舞踊・バレエ
[キーワード] SPACE・VOID｜THEATRES｜MODERN（モダニズム）｜AVANGARDE｜EXHIBITION｜BODY（身体）｜FESTIVE・RITE｜DANCE・PERFORM

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