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梅毒の文学史[image1]
商品名
梅毒の文学史
商品説明
[著者] 寺田光徳
[装丁] 戸田ツトム 岡孝治
[発行所] 平凡社
[発行年] 1999年 初版1刷
[言語] 日本語 [フォーマット] A5|ハードカバー [ボリューム] 387ページ
[構成] 1冊 [付属] カバー
[コンディション] BODY:FINE ★★★★★☆☆ JACKET:VERY GOOD ★★★★☆☆☆
商品解説

[コメント] 1905年に病原体トレポネーマ・パリドゥムが発見されるまで500年にわたって猛威をふるった梅毒。本書は、19世紀フランスの社会と文化、とりわけフランス文学にまとわりついている梅毒という隠喩としての病を、バルザック、フローベール、ジュール・ド・ゴンクール、モーパッサン、アルフォンス・ドーデ、ユイスマンスらとその作品を取り上げながら、19世紀、「神話(隠喩)」を帯びた「梅毒」という病気が文学テクストの「説話論法」上でどのように機能しているかを検討した論考。

[目次・構成・収録内容]
序章 シフィリスの跳梁
 1 本書の内容と全体紹介
 2 十九世紀における梅毒の病理学史概観
第一章 バルザックにおける性感染病
 1 明言を避けて語られている性感染病
 2 梅毒と想定される慢性的性感染病
 3 致命的な性感染病はフランベジアか梅毒か
 4 説話法上の要請
  (a) 陰謀の実行者たち
  (b) 再び性感染病について
 5 観相学的隠喩
 6 生きた隠喩としての性感染病
第二章 フローベール―癲癇、梅毒、そしてヒステリーと『ボヴァリー夫人』
 1 フローベールは癲癇か
 2 オリエント旅行と梅毒
 3 梅毒と想像の源泉、クシュウク=ハーネム
 4 フローベールの死因
 5 主題と説話
 6 『ボヴァリー夫人』の批評的説話構成
  (a) 公認医者と闇医者の暗闘―ボヴァリーとオメー
  (b) 近代的医療と伝統的医療の相克―ラリヴィエールとカニヴェ
 7 ヒステリー分析としての『ボヴァリー夫人』
第三章 梅毒を罹患した作家たち―ジュール・ド・ゴンクール、モーパッサン、アルフォンス・ドーデ
I ゴンクール兄弟と梅毒の神話化
 1 ジュール・ド・ゴンクールと梅毒
 2 『シャルル・ドマーイ』―文学者の死
 3 『ジェルヴェーゼ婦人』―インテリ女性の死
II モーパッサンの梅毒と存在論的問いかけ―『ル・オルラ』
 1 モーパッサンの梅毒感染とドッペルゲンガー症状
 2 幻覚の臨床像記録としての『ル・オルラ』
 3 『ル・オルラ』の説話構造
III ドーデの病気の修辞学
 1 ドーデと梅毒
 2 『サフォー』に見る病気の修辞法と説話法
第四章 自然から神秘へ―ユイスマンスにおける病気
 1 デ・ゼッサントの神経症
 2 強迫神経症を病むデ・ゼッサント
 3 デ・ゼッサントは真正の梅毒患者か
 4 ルイーズの梅毒性運動失調
 5 絵画的想像力によるキリスト教世界
 6 神秘的自然主義
 7 顕れた神としてのトレポネーマ
終章 梅毒の説話法

梅毒とエイズ―あとがきに代えて
文献目録
医療用語索引
作家・作品名索引

[図書分類] 医学・薬学|西洋史・ヨーロッパ史|批評・文学論・文芸評論
[キーワード] BODY(身体)|IMAGE・IMAGERY|ENVIRONMENT|MYTH(神話)|CRITICISM・CRITICAL
[コード] 4582333222

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