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結核の文化史 近代日本における病のイメージ[image1]
商品名
結核の文化史 近代日本における病のイメージ
商品説明
[著者] 福田真人
[発行所] 名古屋大学出版会
[発行年] 1995年 初版1刷
[言語] 日本語 [フォーマット] 四六|ハードカバー [ボリューム] 429ページ
[構成] 1冊 [付属] カバー
[コンディション] BODY:FAIR ★★☆☆☆☆☆ JACKET:GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] ページの耳折り箇所多数あり
商品解説

[コメント] 明治維新以降、1000万人以上の犠牲者を出した「結核」という伝染病。「女工哀史」といった言葉にも顕れているように殖産興業などの劣悪環境に苛酷な現実をもたらす一方で、徳富蘆花の小説『不如歸』に描かれ、森鴎外、芥川龍之介、堀辰雄、樋口一葉、正岡子規、梶井基次郎といった近代日本の小説家・文学者・詩人やその作品に結核がそのように影響したか。のちに日本の結核像に「上流」「天才」「美人」というロマン化をも促した結核という独特な病の近代日本における文化的位相を、ヨーロッパでの病への対応から、サナトリウム、結核予防運動、沈静化までとともに膨大な史料・資料の検証によって論じたもの。毎日出版文化賞受賞。

[目次・構成・収録内容]
 序 章 結核とその文化的意義について
第一部 結核をめぐる社会と個人
 第一章 殖産興業と女工哀史
  一 伝染病と社会状況
  二 女工と肺病
  三 肺病と社会対策のはじまり
 第二章 鴎外・コッホ・肺病
  一 コッホと結核菌の発見
  二 医学者鴎外とコッホ
  三 『結核治療薬』ツベルクリン
  四 鴎外の肺病恐怖と師コッホの来日
  五 肺病と鴎外文学
第二部 結核のロマン化と非ロマン化
 第三章 肺病のロマン化―『不如帰』とその系譜
  一 ロマン化のはじめ
  二 『不如帰』の誕生
  三 『不如帰』の背景と影響
  四 ロマン化の過程(その一)
  五 ロマン化の過程(その二)
  六 ロマン化の過程(その三)
 第四章 子規と肺病患者たち
  一 結核と、漱石との出会い
  二 病状の悪化
  三 肺病と死の認識
  四 『墨汁一滴』『仰臥漫録』と肺病患者の群像
  五 『病牀六尺』と肺病患者の心理
第三部 結核と医学
 第五章 肺病・サナトリウム・転地療養
  一 病人の行くべき所
  二 転地療養とサナトリウム
  三 サナトリウム発祥の地―鎌倉と須磨
  四 南湖院と獨歩
  五 平地及び高原療養所
  六 サナトリウムの限界と終焉
 第二章 医学書・療養書と結核予防運動
  一 西洋医学の診断・治療
  二 レントゲン線と通俗療法
  三 結核予防と結核撲滅運動
  四 農村結核から全国的蔓延へ
  五 免疫と死亡率の減少と
 終 章

あとがき
図表一覧
参考文献事項索引人名索引
英文要旨

[図書分類] 文学全般|医学・薬学|社会学・社会現象|日本史
[キーワード] BODY(身体)|MODERN(モダニズム)|IMAGE・IMAGERY|ENVIRONMENT
[コード] 4815802467

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