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神々の記憶 日本人の心の風景[image1]
商品名
神々の記憶 日本人の心の風景
商品説明
[著者] 牧野和春 [編集] 田辺澄江
[写真] 薗部澄 [エディトリアルデザイン] 森本常美
[発行所] 工作舎
[発行年] 1982年
[言語] 日本語 [図版] モノトーン
[フォーマット] A5|ハードカバー [ボリューム] 206ページ
[構成] 1冊 [付属] カバー
[コンディション] BODY:FAIR ★★☆☆☆☆☆ JACKET:GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] 表紙(ボード)縁に割れあり
[備考] 版元品切
商品解説

[コメント] 植物と人間との精神史をテーマにしている著者が、「日本人の原風景」に迫る。かつて、人間生活と自然とがより密接に結びついていた頃、神は自然の中のそこかしこに現れていた。祖父たちが見たに違いないそれらの《神々の記憶》を辿るべく、物言わぬ風景の世界へと旅を続け、山に、海に、原生林に、村に、カミ観念の発生源を求めた。また、仏教伝来後の浄土観に支えられてきた人々が、修羅の旅を続けた風景…遍路道や観音巡り、祭り、峠、山嶽などにも同じように「日本人の原風景」を見いだす。それらの風景が豊富な民俗学の知識と自らそれらの場所を訪れて得た霊感とをもって、みずみずしい感覚で描写。

[目次・構成・収録内容]
序 神を見る、神が現れる
第一部 神々と自然
 創成 カオスに生まれる
 闇 原形質を見透かす
 光 太陽神が明暗を分ける
 産み 万物の母、海神
 浜辺 彼岸と此岸の境を歩く
 白い石 玉、霊、魂、神が宿る
 島 浄土の面影を秘める
 原生林 太古の記憶と修験の場
 滝 宇宙軸を直観する
 火 水に触れ活性を得る
 葦 春の胎動に呼応する
 太陽 大いなるエネルギーの神
 山 讃めたたえられる魔界
 社 鎮守の森に村の神が棲む
 蛇 水辺にひそむ不死の神秘
 狐 「葛葉伝説」に見る動物の霊力
 烏 烏文字の謎は解かれるか
 巨木 「異形」のイメージ
 椿 「唾気」の呪力に見せられて
 杉 屋久島原生林の「木魂」
 渓流 荒ぶる神との訣別が始まる
 人形 人間の罪や穢れを負ってって死ぬ
 むら風景 祖父たちが造った記憶
 早苗 「サ」の神、稲霊に憧れる
第二部 修羅と浄土
 生きる 生死をさまよう修羅場
 クワとカマ 武器にもなる農民の手
 牛や馬や 人の業を背負う弥陀
 舟 それは天空をかける鳥
 石垣 人の世の苦渋にも似て
 子供 遊びをせんとや生まれけむ
 おもちゃ 土産は哀しい「都」を挑発する
 親不知・子不知 海底から善光寺への幻想トンネル
 豊年 稲の花が白く咲くとき
 祭り 不気味なエネルギーの磁場
 仮面 「俳優」して魔神となる
 捨墓 山に埋もれた人生のこと
 峠 修羅場にかかる分水嶺
 玄室 闇に籠もって浄土に旅立つ
 地獄 山獄に実在する恐ろしき心の風景
 月 死の国から永遠の仏性へ
 吉野の桜 花の「愛し野」へなぜ急ぐ
 紅葉 修羅の終焉を知らせる
 野の仏 飢餓を去った夢幻童子たち
 観音 三十三身を現し衆生を救う
 遍路 あの世まで巡り巡る
 塔 空に求める思念の結晶
 落日 死と再生の「妣が国」
参考文献

[図書分類] 民族学・人類学|宗教全般|日本思想
[キーワード] REGION・AREA|RELIGIOUS・FAITH|GUIDE(ガイド)|TRIP・TRANCE
[コード] 4875020872

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